放送大学大学院の期末試験が来週に迫ってきましたので、昨日から学習センターのある大阪教育大学に通っています。
日頃の視聴覚教室は生徒の姿がまばらなのですが、さすがに試験日近しということでしょうか、たくさんの生徒達（年齢は相当行った人が多い）が教科書を広げてビデオを見たり、カセットを聞いています。
臨床心理学で心理アセスメントの章を読み進んでいますと、これまで知識として知っていたインテーク面談の基本や知能テストのＩＱの意味、心理テストのロールシャッハテストなどの開発の歴史からその活用のしかた・功罪まで体系的に理解が進みました。
「そう言えば、学生時代の試験勉強はほとんど一夜漬けだったなあ。こんなに早くから勉強していたらもっと成績がよくなっていただろうに」、４０年以上も前の反省がむくむくと湧きあがってきます。
周囲の年配学生たちは、テープを聞きながら眠り込んでいる人、やたらに付箋を付けて教科書が付箋だらけになっている人、何度も何度も席を立って休憩室でコーヒーを飲んでいる人と、慣れない試験勉強に悪戦苦闘しています。
でも、この歳になって試験勉強に取り組めるのは幸せです。昔のように人と成績を競う訳でもなく、合否にあくせくすることもありません。ただ「学びたいことを学んでいる」だけなのです。