今日は子育てママさんへのコーチング本番日です。大阪市内の会場に向かうために京阪京橋駅からＯＢＰへ歩いていましたら、いつも行くコーヒーショップが半額割引券を配っていましたので、１００円で美味しいコーヒーを飲んで、鼻歌交じりで公民館に着きました。
既にボランティアのリーダーの皆さんが会場準備をされています。１階には遊具を広げて子供たちを預かる場所を作り、２階の入り口には乳幼児が遊べるようにシートが敷かれ、おもちゃが置かれていました。奥には研修用に座布団がずらりと並べられています。
開始時間が近づくと、子供を抱いたママさん達が続々と入って来られます。子育てママさんと言う言葉で「どんな人たちかなあ？」と思っていましたら、我が息子達と同じような年代ですので、少しだけホッとしました。
小さな講師用デスクを挟んで、ママさん達のたくさんの眼と向かい合いましたら、途端に講師意欲が湧いてきます。
先ずはコミュニケーションのタイプ診断、「よく当たっています」との占いのような返事もありましたが、最初から自分を客観視した分析を語られます。演習に入り、全員に感想をお聞きすると、「子供の話を聞いているようで、ほんとは聞いていなかったのですね」とか「子供の話は聞けていますが、夫の話はほとんど聞いていません」との夫婦問題まで出てきました。
「夫とは目を見て話すことなんかなくなりました」「こんなに頑張っているのに、優しい言葉をかけてくれません」、各人の感想を聞けば聞くほど、子供と言うよりも夫とのコミュニケーションに悩む妻たちの姿が見えてきました。「次回は夫とのコミュニケーションの取り方というテーマでお話ししましょうか」と提案までしてしまいました。
ショート研修を終えて、「お母さん達はいつも以上に真剣に本音を語っていましたよ」というリーダーさんの言葉に背中を押されるように、会場を後にしました。