１泊２日で企業のマネージャーたちと学びの場を持ってきましたが、その冒頭で上司が置かれている立場や部下育成の悩みをお聞きしましたら、今時の若者たちについての現場責任者の苦労が続出しました。
「やる気・責任感・緊張感がない」「仕事の範囲を決めていて、仕事の指示をすると、それは私の仕事ではないとすぐ言う」「人と接するのが下手」「個人の能力の差が極めて大きい」、マネージャーたちは彼らを持て余しています。
先日、東京出張した時も人材教育・ビジネス会社との懇談の中で、「大卒にもかかわらず、日本語が読めない、文章を理解できない、その結果、チェックリストを最後まで書けない」と、信じられない実情を聞かされました。
「今時の若者は・・・」とはいつの時代でも言われてきていますが、現在の問題はしつけやマナーなどのレベルで片づけられないような、社会人としての基礎能力の欠如のようです。
もちろん優秀な若者たちもたくさんいますが、上記のような若者たちが大量に社会参加してくる状況を踏まえて、企業として単に上司にそのすべてを負わせるのではなく、今時対策を真剣に考える必要性に迫られているとひしひしと感じました。