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人間大事の人事マインド
This is my site Written by iwasaki on 2010/04/02 – 07:22

人口が多く資源の少ない日本では人材育成こそが発展の原動力ですので、多くの企業が経営理念で人間大事を掲げ、人事部門が率先して人材育成を行ってきました。
一方、経営者に代わって人のことを扱いますので、「虎の威を借る狐」のように人事責任者が偉くなり、人事が人を管理するとだと勘違いする人事社員や人事部門をそう見てしまう社員が出てきてしまいます。
特に、この10数年、リストラが横行し、間接効率化の中で少ない員数で人事を行うようになってきますと、リストラの成果を誇ったり人事実務に明け暮れるなど、本来の人事マインドからは程遠くなった人事パーソンを多く見かけます。
人事の基礎的な知識を身につけたいと希望する若手ビジネスパーソンを対象に始めたeラーニングによる人事管理基礎講座(HRD講座)で、各単元を進めるうちに、思いもよらぬ解答にぶつかりました。
「採用・・組織に必要な人を外部から取り込む仕入れ管理」と「評価・・個々の従業員がパフォーマンスを発揮しているかを判断する品質管理」と書かれていました。
思わずカア~ッときて、メールで詰問しました。
返事は「人をモノとみているのではなく、人事マンの匠の技を表現したものだ」とのことでしたが、そんな口先だけの言葉で納得できるものではありません。「HRD講座を学ぶことは、単に基礎的な人事知識を身につけるだけでなく、人事マインドも学ぶこと、かつ、その人事マインドは人間大事であること」をくどくどと語ったことは言うまでもありません。
人間大事の人事マインドを持った人事パーソンの育成、アラ還人事コンサルの大事な役割のようです。

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