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足の介護用品の専門店
This is my site Written by iwasaki on 2010/11/04 – 18:55

介護用品を製作している川村義肢株式会社がエイドセンターと言う介護用品の販売店を展開している。外反母趾が少し進んだと思って、数年前に初めてJR天満駅近くにある店を訪問した。単なるシューフィッターではなく足の不調者の専門相談員の資格を持った責任者の懇切丁寧な説明とアドバイスを聞いて、コンフォートシューズと命名されたドイツ製の靴を購入したことから、この店との付き合いが始まった。
ファッション的にはあまり良いものではないが、履いてみるとすこぶる快適であり、以来、靴底の交換を含めてほとんどのビジネスシューズをこの店で買ってきている。
靴底の片ずれが進んだので、久しぶりに買い替えようと店を訪ねたら、新しい店員が相談に乗ってくれた。この店員も靴と足の関係に詳しく、買い替えようと履いていった古い靴を表裏・靴の中まで丁寧に調べて、「この靴はまだどこも傷んでいません。皮が足にこれだけ馴染んでいますので、買い替えるのではなく、製造業者に送って専用の靴底に張り替えたらいかがですか」と逆提案してきた。
販売店の店員なら何とか新しい靴を売りつけようとするのが普通なのに、この店ならの提案である。「そうですか。それならそうしましょうか」と思わぬ好意に笑みを浮かべてしまった。
介護用品と言う客と店の長い付き合いが前提の商品を扱っているからかもしれないが、「商売の原点は客が買いたいモノを売るのではなく、客が満足するモノを提供するものだ」という考え方が徹底されたお店である。
弊社のビジネスもこの考え方を忘れないようにしよう。今年も後半になって、また新しい学びの機会を得た。

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