いつ頃からでしょうか電車の中で若い女性たちが化粧をする姿を見かけるようになりました。最初はちょっと直す程度でしたが、最近では下塗りから始めて口紅塗りまで終えて、マスカラを塗り、つけまつげ矯正器まで取り出します。
もうこうなってきますと見るに堪えません。「化粧とは化けること、他人には見せられない姿からよそ行きの姿に変身すること」と教わってきた世代としては、人前で化粧することはタヌキやキツネが化ける姿にも見えてきます。
一方、友人達との間で最近の若手男性のふがいなさが話題になることが増えてきて、ついには「草食動物系と言われている」とのマスコミ言葉まで飛び出して来ました。
企業のマネジメント研修でも、リーダーシップ、特に部下をどう引っ張っていくかが問題視され、研究会やセミナーに参加しても、元気に学んでいるのは女性たちが圧倒的に多く、若手男性の存在感の無さが目に付きます。
数年前に、男女の脳の違いからくる特性を端的に表現した「話を聞けない男、地図を読めない女」という本が話題になりましたが、この言葉を文字って「強さを無くした日本の男、慎みを忘れた日本の女」と言い始めています。
昨日も図書館の階段に足を広げて座り込み、携帯をかけている女子学生を見かけました。日本の再生は家庭教育、特に親教育から手をつけなければならないと強く思っています。