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登山断念宣言が届く
This is my site Written by iwasaki on 2009/07/01 – 20:40

登山倶楽部の最高齢者から、「古希を迎えたら妻の強い要望で遠征登山を止めなければならない」と聞いてきたのですが、スポーツジムに熱心に通い、気力・体力共に他のメンバーに決して負けてはいませんので、事あるごとに引き留めてきました。
還暦から始めた彼の登山歴では、北アルプスの主要ルートのほとんどを踏破してきたにもかかわらず、穂高のメインコース=奥穂・前穂の縦走と、後立山連峰縦走路の白馬岳から唐松岳部分の縦走が残っています。
しかし、先日ついに、これらへの踏破をも諦めて遠征登山を断念するとの宣言がメンバー全員宛に届きました。
ところが今年の夏山遠征が、メンバーの仕事や家庭状況から発足時からの3人だけの参加になってしまったことから、新たなコースへの挑戦は来年以降に持ち越して、歩き慣れた奥穂・前穂コースにしようとのアイデアが持ち上がってきました。
こうなってきますと古希マンを誘わない法はありません。奥様へのお願い状を出すことにしましたら、他の二人からも強い後押しがあります。もちろん古希マンには心残りのコースですが、どんな山行でも一緒に心のザイルを結んできた3人にも心残りなのです。
現役時代にはなかなかできなかった「心残りをなくす」行動を徹底してやりたい。これはアラ還世代には共通の思いです。3人連名の手紙を出しますので、果たして心が届きますかどうか。祈りながらのポスト投函です。

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