大阪駅前デパートの書材コーナーで万年筆筆ペンの替え芯を買って、隣にあるオープンスペースの画廊コーナーをのぞきました。
いつもは一人の画家の作品を集めて展示しているのですが、今日は色んな画家の小品を並べています。
冷やかし半分で見回っていましたら、思わず引き込まれる絵がありました。夕暮れの川面に浮かべた釣り船から長い竿を伸ばして釣り糸を垂れている姿を描いています。タイトルの「憩いの時」そのままに静かな安らぎが伝わってきます。
「この里中游（さとなか　ゆう）という画家はどんな人ですか？」と店員に聞いてみますと、明石市在住の画家（兼）グラフィックデザイナーだそうです。
生まれてこの方、絵なぞ買ったこともないのですが、最近の公私とものバタバタが一休止して、安らぎを受け入れる心の余裕ができたからでしょうか、それとも、この横長の小品が手頃な値段だからでしょうか、思わず「この絵をください」と買ってしまいました。
明日の午前中には我が家に届きます。居間に飾ろうか、それとも応接室にしようか、妻は「絵はお互いに影響し合いますからね」と、飾る場所には意見がありそうです。