公的団体から人材育成活動の新たな企画を相談したいとのご依頼がありましたので、簡単な提案書（企画書）を作成して訪問してきました。
経営者の啓発とマネージャーの育成、人事責任者の学びの場づくりの３つのテーマについて、企画書でご説明いただきますので、ねらいはすぐに理解できました。こちらからも提案書に沿ってアイデアをご説明し、ディスカッションで中身が深まります。
マネージャー育成と人事責任者の研究会につきましては、前年度の活動をバージョンアップすることで案がまとまりそうですが、経営者の啓発については「なかなか関心やニーズが分かりにくいんだよね」という状況ですので、アプローチ方法から考えてみる必要性がありそうです。
実は、昨晩、企業の教育担当者と一献交わしたのですが、トップの無関心から人材育成活動が進まないとの悩みを聞きました。
「世間では、不況克服後の発展をめざして人材投資が活発化してきているので、お宅の会社もいつ号令がかかるかもしれないよ。今から提案書を作っておく必要があるぞ！」と檄を飛ばしました。
これは単なる励ましの言葉ではなくて、現場人事に精通した彼のような優秀人材に、社員教育に情熱を持って取り組んでほしいとの願いがあったからです。
「いつでも要請があれば提案書（企画書）が書けるように、日々研鑽を重ねて準備をおさおさ怠らないこと」、これから企業を支えていく人材には事あるごとに訴えていきたいと思っています。