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山頭火を知ってますか
This is my site Written by iwasaki on 2009/08/02 – 16:37

心に潤いが欲しくなった時に必ず取り出す本に、大山澄太著「俳人山頭火の生涯」があります。一昨日、本棚を見ていて急に読みたくなって、半分ばかり読み進んできました。
山口県防府市生まれの種田山頭火(さんとうか)は大正・昭和時代の俳人です。泥酔して電車を止めるという事件を起こし、救われたお寺で得度してからは、袈裟姿で九州や中国地方を放浪しつつ自由律俳句を詠み続けました。
代表作に「うしろ姿のしぐれていくか」「分け入っても分け入っても青い山」などがあります。「まっすぐな道がさみしい」、言葉がそのまま心に入ってきます。
その影響で自由律の駄句まで作るようになり、いつしか、5・7・5形式を詠むようになりましたが、いつかは「俳句山歩」という句集をまとめたいとの夢を持ち続けていました。ところが、親友が短歌の会に入会し、ブログで公表すると言いだしましたので、「短歌山歩」というブログ名をプレゼントしてしまいました。
今日読んだ日記部分で「歩かない日はさみしい、飲まない日はさみしい、作らない日はさみしい」という言葉に出会いました。
またまた心にまっすぐ入ってきます。「作らない日」を「出会わない日」と置き換えたら、筆者そのものです。

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