テレビの長期人気ドラマは何と言っても「水戸黄門」です。我が家ではいつもビデオに撮って夕食時に見ています。
最後には助さん格さんが悪人たちをこらしめ、葵の御紋のついた印篭（いんろう）にひれ伏した悪者達を黄門さんが裁くという典型的な勧善懲悪型のストーリーは、安心して楽しめると同時に、とかく悪が跋扈（ばっこ）しがちな世の中に善行を促す清涼剤でもあります。
加えて、黄門さんが発する言葉にも人気の秘密がありそうです。今週の月曜日には木工職人とそれを支えた病弱妻の夫婦に対して、「人の幸せは、日々、好いた人と精一杯生きること！」、何とも当り前で何とも素晴らしい言葉ではありませんか。
昨日は慶び事があって妻と涙を流して喜び合いました。
生きていく道では嬉しいことも悲しいことも山のようにありますが、悲しい時には共に励まし合い、嬉しい時には共に喜びあう相手がいること、それが好いた伴侶であれば、人生これにすぐる幸せはありません。
「幸せであればあるほど、そのおすそ分けをすることも忘れてはいけない」と思い直しています。