還暦で定年退職を迎える時期に、６０歳からの生き方をグランドデザインとしてまとめ、活動を進めるにあたってのモットーの一つに「妻の理解が大前提」と書いて、机の前に張り出しています。
これ以降の自分の、また、友人達の生き方を見ていますと、改めて「このことが大事だなあ」と実感することばかりです。
昨年の定年起業の際には、一言の文句も言わずに全面協力してくれた妻の後押しが大きな力になったことは、以前のブログに書いたとおりです。
仕事の転機を迎えた友人は「これまでず～っと平日に休みを取って旅行に行けなかったけど、これでどんどん行けるようになるわ。早速、定年旅行に行きましょう」との奥さんの言葉に救われて、次への道を元気に踏み出せる決心がついたと語っていました。
現役時代、外で何度も飲み過ぎて醜態を演じてきた友人は、アラ還生活で奥さんの管理が厳しくなると嘆いていましたが、今では我々でさえも「奥さんの言う通りだ」と彼を説得する側に回っています。
昨晩、介護帰省から帰ってきた友人を囲んで一献交わしていましたら、「施設に入っている父親が家に帰りたいと言い出して困っている。人生の最期を我が家で住まわせてやりたいと思っていたら、妻がしばらく一人で田舎に帰って同居しようかと言いだしてくれた」と心境を吐露してくれました。
これを機に、お互いの妻たちの言動と行動を心から褒めあって、「やっぱり妻の理解が大前提だよな」と感謝しつつ、それぞれが理解ある妻の待つ家に向かいました。