朝４時過ぎから起きだして選挙の最終開票結果を観ていました。
北海道から沖縄までの各選挙区の当選者の顔ぶれを見ていて気がついたことがあります。野党側の大勝にもかかわらず、鹿児島と山口・高知ではこれまでの与党側の当選者が並んでいました。「あれ、これは明治維新の薩長土肥じゃないのかな」、肥＝佐賀は維新後に神風連の乱を起して鎮圧されたので外れていてもおかしくはありません。
明治維新の時の革新側の薩長土も、政府の要職に就いていつの間にか保守化していって、今に至っているのかもしれません。
同じく、明治以降、公務員が自らをお上と呼んで国民を下に見てきた風潮は、今日までの官僚たちの意識にも色濃く残っています。官僚主導から実質的な国民主権への流れもまた明治維新以降からの大きな転換かもしれません。
お昼のニュースでは選挙結果の感想を街頭で取材していました。「保育所待ちの人がたくさんいますので、そこにも目を配ってほしい」「子育てには相当な出費が必要なので、少子化対策を口にするならば、具体的な対応が欲しい」「新政権には期待と不安が半々です。新野党ももう一度国民目線に立ち返って足腰を鍛え直してほしい」
新与党も新野党も共に、平成維新との認識を持って改革に邁進することが、組織を保守停滞させない、交代を可能にする２大政党制への道づくりです。