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公的機関の経営改革
This is my site Written by iwasaki on 2009/09/01 – 15:39

昨日、お世話になりました大先輩のお宅に妻とお礼に伺ってきました。
伝手をご紹介いただいたお礼を述べ終わりましたら、この3年間、公的機関の経営改革を行ってこられた歩みを冊子にまとめられたとのことで、その経緯とご苦労話を話されました。
大阪府の下部組織、5つの団体を束ねる地方独立行政法人の設立時に、民間からNo2の人事・行政の責任者が求められての就任です。
民間とは違って、経営感覚の薄い公的機関であり、かつ、収支改善・利益確保と言いにくい業種柄でしたので、各組織のトップ会議や各部門の責任者会議の席で、先ずは意識改革を訴え続けられたそうです。
公務員に顕著な5つの意識・行動として、1)指示待ち症候群→私がやります。提案型に。2)検討します症候群→いつまでに誰がやります。期日を明確に。3)前例踏襲症候群→現状否定して、イノベーションします。4)横並び腰かけ症候群→与えられた職務に全力投球します。5)アナログ症候群→デジタル的にYesかNoを明確にします―を繰り返し繰り返し訴え続けて、初年度から前年までの赤字を黒字化されました。
「責任者会議の席で毎回15分資料を作って説明してきたのが、こんな厚さになりました」、官民にかかわらず改革のスタートは幹部層の意識改革からとはよく言ったものです。幹部層がその気になってこそメンバー全員に伝わります。
今朝、いただいた冊子を読み終わって、「この冊子は我々の勤めていた会社にも是非必要だな」と思ってしまいました。

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