名山会の９月例会で木曽御嶽山に行ってきました。ミニバンにアラ還前後のおっさん５人が乗り、いつもの賑やかなスタートです。
途中から大雨になりましたが、運転を交代しながらの車中はさながら個人情報丸出しの個人評価会の様相になり、温厚なドクターが運転する番になると、ドライブテクニックからマナーまで指導が入る始末です。
７合目の宿はみぞれ交じりの強風でしたが、部屋に入ってしまうとそこは天国です。持ち寄ったお酒類とつまみをテーブルに広げて、途中購入した地酒で乾杯を終えると、後は山小屋一献会、起業宣言したメンバーのお祝いに持参した「百年の孤独」を、これまた持参した氷でオンザロックにして一気に出来上がってしまいました。
翌朝は快晴、防寒具に身を包み隊列を組んでスタートすると、アルプスを目指す見事は登山隊に変身です。途中までは極めて順調な登山でしたが、９合目を過ぎる頃から横殴りの強風になりガスも吹き下ろしてきます。
吹き飛ばされないように身をかがめつつ王滝山頂にたどり着き、山小屋の陰で風除けしながら剣が峰までの続行を探ってみましたが、「３０メートルを超えるだろう風と３℃の気温、体感温度は氷点下では無理」と即断念、写真だけ撮って、強風にあおられながらの下山になりました。
２９００Ｍ弱の登山で３０００Ｍに達することはできませんでしたが、中央アルプスの眺望を楽しみ、温泉に入り信州そばを堪能して帰路の車中人になると、「大満足の初秋を訪ねる登山」になりました。