博多から宮崎への高速バスに乗り、心を泳がせながら車窓から景色を楽しんでいますと、山々の濃緑と田んぼの黄色です。
「まっ黄色稲穂滴る九州路」
宮崎の実家に帰り着きますと、母親が首を長くして待っていました。すっかり小さくなって腰も少し曲がってきましたが、「何が食べたい、これを食べろ」としきりに世話を焼いてくれます。
折角、パソコンを持ち帰っても机がなくて思うように仕事が出来ませんので、一休みしてから、ホームセンターに事務用デスクを買いに出かけました。
小さなデスクと椅子を買いたいと係り員に言いましたら、配達役が休みだそうで、「配達は明日午後になります。ただし、免許証をお持ちでしたら、運搬用の小型車をお貸しします」とのこと、残念ながら持って帰ってきていませんでした。
ここは大阪人の粘りです。「１週間しかいないので、どうしてもすぐに欲しいんです。家がすぐそこなので、どなたか運転してもらえませんか」、粘りに粘って、フロアー主任さんが配達してくれることになりました。押してみるものですね。
空いている一部屋に机を置いてパソコンをセットしましたら、母親がどこからか電気スタンドを出してきてくれて、これで仕事場が出来上がりです。
今年４回目の介護帰省、これから１週間、母親とスローライフを楽しみながら、仕事もしっかり出来る体制だけは完璧です。