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親のルーツを訪ねる
This is my site Written by iwasaki on 2009/09/26 – 16:41

弟に運転を頼んで、母親と3人で両親の田舎を訪ねてきました。
先ずは近くのお墓に参り、堀切峠や鬼の洗濯岩の見えないトンネルだらけの新日南海岸線を通って、長らく患っている母親の姉をお見舞いしてから、父の故郷です。
取り壊した家の跡は草が伸び放題で裏山から木々が迫ってきていますが、前の田んぼは、宅地化して売り出した結果、素晴らしい町並みが出来上がり、ご近所からも若い住人が増えたと感謝されています。
引き継いだ山や田んぼの場所を弟から詳しく説明してもらいました。ご先祖様が精魂こめて育ててきた杉が大きく育ち、一方、稲作やみかんの栽培を止めた田畑は草ぼうぼうです。「さあ、これから親父の育った田舎をどうしようか」、ここは思案のしどころです。
次には母親の田舎です。総領の長男が町役場に勤めながら田畑を守っています。農業後継者が少ないこの山村で、大型トラクターを買い込んでご近所の草取りから稲刈りまでしていますので、ここは昔と同じ活気があります。
庭にある柿や栗、サトイモ・生姜(しょうが)などを山のようにいただいて、久しぶりの田舎回りを無事終えることができました。
「これが母親が見る最後の両田舎になるかもしれないな」と思い立った旅でしたが、母親の喜びようはひとしおで、夜になっても、「今日、東郷・北郷に行けたのは良かった!」と何度も何度も繰り返していました。

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