母親の介護認定の更新のため、ケアマネージャーが来宅されましたので、姉と一緒に同席しました。
「ケアマネージャーの資格取得は難しいんですね。知人達も受検で四苦八苦していますよ」と切り出しましたら、「私は一等最初に取りましたので楽でしたが、今では合格率が２０％くらいになっています」と、少しだけ得意そうな顔つきになって、「相当長くケアマネージャーを担当しています」と主任看護支援専門員の名刺を出されました。
母親の日常の生活状況を詳細に聞き取ってから、「これまでのケア目標は何でしたか？」と母親に聞きますが、上手に答えられませんので、すかさず、準備していた「デイサービスの目標」のメモを広げました。
「年末に大阪の長男を訪ねて楽しいお正月を過ごす」というタイトルで、１）デイサービス職員の指示に従って、一生懸命活動すること、２）身のまわりのことをこまめに行いながら、頭と身体を動かすこと、３）家の周りを少しずつ歩いて足腰を鍛えること、と書いておきましたら、「このとおりです。息子さんはよく分かっておられます。私も同じ考えです」とわが意を得たりの顔です。
帰り際には「息子さんが帰ってきておられるから、今日の笑顔がいいですよ！」と母親を励ましてくれました。
ケアマネージャーさんは人の顔も見るプロでした。