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神話の国宮崎で出雲神話を読む
This is my site Written by iwasaki on 2009/09/29 – 16:39

このブログの第1回「7年ぶりの再会」で紹介した皆生温泉の若女将から結婚しましたとのメールが届きましたので、お祝いの返事を書きましたら、続いて、本の紹介が着ました。10月号の芸術新潮に「梅原猛が解き明かす古代出雲王朝」という70ページ以上の特集記事が出ているというものです。
「もしよろしければご覧いただいたら嬉しいなあと思っています」との1文で、早速、街中の大きな本屋さんに出かけて買ってきました。若女将が神話に興味があると以前にメールで知りましたので、何年か前の芸術新潮に掲載されて、以降、単行本化された梅原猛著「天皇家のふるさと日向をゆく」を紹介していたのです。
今回の古代出雲王朝については多くの写真と解説文が中心であり、正式な論文的書籍は来年の刊行になるそうですが、興味深々で一気に読んでしまいました。
「この時代の歴史にロマンを感じています。梅原さんが生きておられて、出雲のことを改めて調べようと思ってくださったことは本当によかった」との若女将の感想は、最近、加茂岩倉遺跡と荒神谷遺跡から大量の銅鐸・銅剣が出土し、出雲大社で巨大な柱の根っこが発見されるなど、出雲神話が架空ではなかったとの証拠がそろってきて、梅原さんが30年前の自説を変更されたことからきています。
神話の国宮崎に帰省中に出雲神話を読むという面白い体験をしましたが、これからも神話研究を続けていきたいと思っています。

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