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アルプス登山教室(語らい編)
This is my site Written by iwasaki on 2009/10/13 – 08:55

3日間の登山中の道々で山小屋で、下山してからのステーキレストランで、息子達とは数い限りない語らいの場を持ちました。
JR茅野駅から登山口までのタクシーの中では司法修習生を間近に控えた新息子の進路問題から、長男が、裁判員制度導入の文化的な価値を理路整然と展開します。曲がりなりにも法学部出身の親父の「どれだけ裁判官や弁護士の生の声を聞いているか」の攻めにも「経験なくして新しいことはできないとはおかしい」と食ってかかってきます。
次男は大手コンピュータ会社のプロジェクトマネージャーの立場から、マネージング理論やアクティブリスニングについて学んで現場で実践していることを、これもまた滔々(とうとう)と論じます。
「うん、逞しくなってきた!」、これではいい加減なアラ還親父の気まぐれ理論は早晩論破されそうです。
山小屋で「百年の孤独」を飲みながらの長男の金融論にはお手上げです。新息子の司法修習生の学びの場とこれからの進路決定についても全く知識がありませんでしたので、じっくり勉強でした。
赤岳山頂で洒落た日傘を持った初老の品のよい女性に、「こんな高い山に長い傘、それもメリーポピンズのような日傘を持って登ってきた人に初めてお会いしましたよ」と声をかけましたら、「う~ん、持ってきたいから。先ほども同じことを言われましたよ。ブログにも書いていただけるそうよ」
下山して登山口にある美濃戸山荘の前のベンチでは、これまた70過ぎの品のよい女性お二人に「こんなお天気は幸運ですね。もう登って来られたのですか」と声をかけましたら、「うちの倶楽部は大ベテランのアラ還・アラ古希のメンバーばかりですよ。お宅はお若いわ。1泊のところを2泊しながら楽しく登っています」
人生の大ベテランたちとは更に趣(おもむき)のある語らいができました。

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