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覚悟とその気にさせる
This is my site Written by iwasaki on 2009/10/15 – 04:48

友人が役員をしている中堅メーカーから、所属している技術学会の勉強会での講演を依頼されましたので大阪市内の営業所ビルを訪問してきました。
友人と研究所の責任者から、このお会社の概況と勉強会の活動内容をお聞きして、やおら準備してきたプロフィールと講演テーマ案を取りだしました。プロフィールは紹介用に必要なことはもちろんですが、テーマ案はまだ依頼内容すらお聞きしていないのに作ったものです。
「上司の立場からは部下育成のテーマが一番関心がありますね。コーチングは旬なテーマです。定年の迎え方はその年代の人には大受けですよ」、5つのテーマ案を順次ご説明しましたら、お二人ともにそれぞれに面白いと反応してくれます。
熱心に耳を傾け、実情からの思いをぶっつけてくる研究所責任者に、技術者バカでない柔軟な経営者思考を感じて、「従業員一人当たり5000万円の売り上げを作ることがあなたの仕事ですね」、いろんな事例を紹介しながら、覚悟を「刷り込み」ます。
近くのおでん屋で一献会に花を咲かせていたら、生きのいい若手営業幹部達も加わってきました。その中でも最も体力があり声もでかいサッカー経験者はゴルフでもシングル一歩手前の腕です。「僕は練習をよくやっていますからね」、見かけよりも几帳面で地道な努力家のようです。
「君は工場長になって、お客様視点からのQCDを進めるべきだ!」、またまたその気にさせる「かまし」をやりました。
「製造や技術などの社内で成果を積み上げる人材には覚悟を求め、営業のような対人折衝で成果づくりをする人材はその気にさせる」、人材育成の常道をやってしまって、友人と帰路の電車に乗りました。

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