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サラリーマンと自営業での意識と行動の違い
This is my site Written by iwasaki on 2009/11/01 – 17:47

起業して1年半が経過し、友人がアラ還起業したこともありまして、起業家同士で飲む機会を作ってきています。そんな場を通してサラリーマンと自営業での意識と行動の違いを如実に感じることが増えてきました。
今日は友人から研修企画案の相談がありましたので、買い物がてらに大阪市内に出かけて、内容についてのコメントを3つほど伝えました。
一つ目は、契約価格によって質量を決定すること。たとえば50万円の研修ならば、研修期間と併せて、すべて手づくりにするのではなく、これまでのコンテンツをカスタマイズし、300万円の研修ではすべて手づくりにすべきということです。
長い企業経験から何が何でもベストの研修をとプランしている彼の姿は、それはそれで美しいのですが、それではビジネスにはなりません。
二つ目は、それを前提にして、その中に自社らしい、他社が絶対まねできないような、自分の経験・キャリアからひねり出したアイデア・中身を入れていくこと。そして三つ目に、実施の段階・研修成果、およびフォローの段階で、依頼会社が契約金額の倍以上(できれば3倍)の満足感を実感できているかを常に意識して、追加の作り込み・内容のふくらましを行うこと、です。
これらを一つひとつ説明していきましたら、プライドにこだわらず素直に納得してくれますので、おまけの感想として、「まだまだ宮仕えから社長に意識が変っていないのかな」と言い過ぎてしまいました。
彼はそんな言い過ぎをさらりと受け流して、「なかなか会社勤めから社長へと意識転換するのが難しくてね」と思いを吐露してくれました。
彼と別れて、ザアザア降りの街を歩きながら、やり取りを振り返っていましたら、アイデアがポコッと湧いてきました。この経験を整理していくと、「50過ぎて大企業のミドルが自営業を始める時のコンサルティング」が出来そうです。
「友人の相談に乗りながら新しい仕事のネタを作りだす」、関西のアラ還のおっさんはなかなかしたたかです。

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