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鴨川沿いを歩く
This is my site Written by iwasaki on 2009/11/05 – 18:24

電車の中で勝谷誠彦著「にっぽん蔵々紀行」という地方の銘酒を訪ねる旅を読みふけっていて、気づいたら京都の酒どころの伏見です。「おっ、伏見の酒もいいな」と思いながら、今日は京都市北区まで大学の恩師宅に追悼総会の打ち合わせに行ってきました。
烏丸北大路の近くの閑静な住宅街のお宅にお伺いさせていただく度に、山と積まれた法学書や哲学書に囲まれながら、いかにも学者夫人然とされた奥様から恩師の生前の学究生活をお聞きします。
「上柳はどんな本でも必ず目を通していて、あちこちに線を入れているんですよ」「平凡な学者生活でしたが、研究成果が認められて学士院会員になれたことが良かったと思っています」、こんな恩師の生々しい生活や思いをお聞きできるのが、ゼミ会の世話役の特権です。
しばらくの心が洗われるような会話と打ち合わせを終えてから、出町柳まで鴨川沿いを歩いてみました。夕方近くの鴨川は、せきれいや白鷺、たくさんの鴨が遊び、絵を描く人・のんびり散歩をする人・ジョギングをする学生さん達と、見るものが多くてキョロキョロします。
学生時代に何度も歩いた道ですがアラ還の目にはまた違った風景に映ります。学生時代の4年間しか住んでいないのに、この町はどこを歩いても、また年齢を重ねれば重ねるほど新しい発見をします。
今日も発見しまくる一日でした。

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