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「点と線」を観ました
This is my site Written by iwasaki on 2009/11/12 – 06:38

松本清張生誕100年を記念して、民放が制作して日曜日に放映された「点と線」を観た友人二人からすぐに感想が届きましたので、遅ればせながら撮っていたビデオを観ました。
戦後まだ日が浅い日本を舞台に、政官民の贈収賄疑獄を下敷きにした、男と女の生きざま、それを追いかける刑事の執念が、北海道から九州までを舞台に繰り広げられています。
東京駅で13番ホームから15番ホームが見通せる4分間を利用したトリックはつとに有名ですが、今回は戦中戦後を生きてきた人間達の生きざまを、著名な俳優達がどう演じるかも楽しめる秀作に仕上がっています。
友人の女性からは「男と女の悲しい恋物語でした」と語られ、男性からは「終戦直後も今も、政治に関する疑惑は変わらないよな。だから政権交代が必要だったんだ」と全く違った感想です。
疑惑物語として捉えてきた筆者には、恋物語と観た女性の感覚にいたく関心を持ちましたので、「本を読んだ時は疑獄物と感じていたんですけどね」とメールしましたら、厳しい返事が届きました。
「今回の私の感想は主観そのものですが、主観で物事を捉えがちなものをいかに客観的に捉えなおすかが、カウンセリングやコーチングのねらいでもあります。私はいつも原理原則(哲学)→論理→技法の流れを追うようにしています。でもこれって不器用だということかもしれませんね」
「点と線」のテレビを材料にして、カウンセリングやコーチングのねらいまでも語り合うことができました。

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