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「官僚たちの夏」のその後
This is my site Written by iwasaki on 2009/11/13 – 12:41

「官僚たちの夏」の最終回をようやく観終えて、併せて、佐高信著「”官僚たちの夏”の佐橋滋」も読み終えて、戦後復興を行政面から推進した硬派官僚たちがいたことを改めて知りました。
モデルとなった佐橋滋氏については全く知識はありませんが、彼が軍隊生活で厳しい行軍を強いられている中で、「辛さを句や歌にするためには、それを客観視しなければならず、辛くて寒がっている自分と、それを句や歌にしてやろうという、二人の異なった自分が出てくる。これを知って以来、泣き言を言わないようになった」という言葉にはいたく納得しました。
筆者の苦行は軍隊の行軍ほどではありませんが、第一の骨折時には3時間の手術で右足首に7本のボルトと1枚の薄板を埋められ、1か月の入院・1か月の自宅謹慎・3か月のギブス生活を余儀なくされました。
日頃は元気一杯で仕事に登山にと走り回っている身が、初めての不自由生活にそれはもう落ち込んだものです。しかし、思いのほかタフな自分が見つかってからは、入院リハビリ生活を楽しみ、ギブス・松葉杖を上手に使いこなして、妻以外には泣き言を言わずに済みました。
第二の骨折はひとりビジネスを起業した直後でしたので、それは困りぬきましたが、これも、あっさり受け止めてくれる妻の笑顔に後押しされて、コンサルツールづくりに勤しむ3カ月になった程です。
「自分を客観視して泣き言なんかは言わない。短歌や俳句、都々逸に昇華する」、佐橋さんに負けないように、硬派のアラ還起業家を目指そうと心も新たにしています。

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