Banner
俳優森繁久弥さんを悼む
This is my site Written by iwasaki on 2009/11/18 – 17:58

昭和俳優の大御所「森繁久弥さん」が亡くなって、昨日、クローズアップ現代で、その特集をやっていました。
我々の年代のほとんどが、映画の「社長シリーズ」や舞台の「屋根の上のバイオリン弾き」、テレビの「だいこんの花」などで、その役柄になりきった森繁さんを思いだしますので、その大衆性と演劇性、底に流れるヒューマニズムと少しの喜劇性を兼ね備えた大俳優だったことは言うまでもないことです。
舞台や映画・テレビで指導を受けてきた俳優達が、思い出を語りながらその偉大さを振り返っていました。
ある役者は森繁さんから「台本なんかは覚えずに、先ず役作りをしろ」と教えられたそうです。その学び方は、「先ず人を見る。先ず人を観察する。役者は24時間、寝ている以外は学ぶことあり」だそうです。
この言葉を聞いて、俳優でも役者でもその基本はコーチング・マインドと同じだと分かりました。「毎日毎日、人を見る、人を観察する。」
ある友人は「人を観察するとは上から下に見ている感じがする」と批判していましたが、これ以上的確な言葉が見つかりませんので、今後とも人を観察し続けたいと思っています。

Posted in  

Leave a Reply