昨年、某県の工業会からの依頼で執筆した４冊の人事マニュアルを解説する形で、人事管理研究会を４回行いましたが、今回はその発展形態で人事管理全般を学ぶ研究会がスタートしました。
昨日はその第１回でしたので、久しぶりに三つ揃いを着こんで出かけてきました。会場のホテルの会議室に集まった１０名余りの内、半数は前回からのメンバーですから、「やあやあお久しぶりです」の挨拶で済みます。
ゲストを招いての勉強会には新人社長をお願いして「大企業と中小企業の人事管理の違い」を講義いただきました。彼にとっては実質的なデビュー戦になるのですが、そこは百戦錬磨の人事マンです。パワーポイントと配布資料を駆使して、言いたいことを余すことなく伝えていきます。
「人事管理の基本は大企業でも中小企業でも同じです」、ビシッと決めてくれました。
研究会テーマは「不況期と発展期の人事施策のあり方」について、各社の取り組み実態をご披露いただきながら、意見交換・コメントしました。大企業がまだまだ不況対策から抜け切れていない中で、積極的に大卒採用に乗り出し、非正規社員から正社員を登用し、明日の幹部づくりを目指してジョブローテーションを進めるなど、メンバーのお会社は次の発展期を先取りして積極策を展開しています。
「大企業以上に、変化を先取りして積極策を展開しておられますね。俊敏さこそ中小企業の強みです」とまとめさせていただきましたら、全員が大きくうなづいておられました。
終わってからの懇親会の席上でも、更に活発で胸襟を開いた意見交換の輪が広がっていきます。今回の研究会は先ずは４回のみの設定ですが、この調子では、継続的な会に発展すること請け合いです。