Banner
水子の供養
This is my site Written by iwasaki on 2009/11/23 – 17:15

私達夫婦にも悲しい時期がありまして、毎年、11月23日の勤労感謝の日に、京都嵯峨野にある化野(あだしの)念仏寺に出かけて、水子地蔵尊にお参りしています。
今日は小春日和で、阪急嵐山駅を降りたら観光客でいっぱいです。渡月橋を渡った大通りは今年から車を止めましたので、幾分歩きやすくなっていますが、野々宮神社に入っていく道や落柿舎への畑路は紅葉を愛でる客が溢れていました。
しかし、奥まった念仏寺あたりまでくると例年ほどの混雑はなくて、寺内は思いのほか静かで、石仏がびっしり並んだ一角を通り抜けたらお地蔵さんの前です。
ろうそくを灯し、線香をあげて、お地蔵さんに水をかけて祈る妻の背中が少し丸くなってきていました。
いつもはこのまま帰るのですが、今日は木屋町から先斗町を抜けて、三条先斗町にある行きつけの美味しい蕎麦屋さんに入りました。
少々疲れ気味の妻が、「天麩羅有喜そばを食べていい?」と笑顔を見せてくれましたので、ホッとして一日の緊張が取れました。
この世に生を受けることができなかった子供達のために、祥月命日には必ずお菓子を備えている妻の姿には、男親にはマネのできない愛情が溢れています。

Posted in  

Leave a Reply