人事コンサル会社の起業を決意し、その事業内容の中にライフデザイン（生き方サポート）も入れることにしましたので、人間的な側面の知識に加えて、税金や保険などの知識を得ようとファイナンシャルプランナー資格に挑戦しました。
ところがどっこい、なかなか手ごわい！
元々、法律や規則を丸暗記したり、適用の手続きを覚えることが大の苦手、大嫌いでしたので、通信教育で基礎知識を学ぶ時から手抜きの連続でした。その結果は明白で、実技試験は何とかごまかせたものの、筆記試験は３度４度と受けてもいつも合格点には届かずでした。
今日は実技試験免除の試験の最終回です。今回は今まで以上に勉強できずに、昨日一日でこれまで受検して間違った問題を確認しただけですから、一夜漬けにも程遠い準備状況です。
会場は若者たち中心に受検者で溢れています。全員が分厚い参考書や専門テキストにたくさんの付箋を付けて、時間の直前まで最後の確認に余念がありません。２時間の受検時間だけは真剣に取り組みましたが、受験テクニックだけでは歯が立つ訳もありませんで、合否の結果を待つまでもなく惨敗でした。
出がけに妻が、「リラックスしてね。合否に関係なく、たくさんのことを学び、理解したと思うよ」と背中を押してくれましたが、全くその通りです。資格は取れなかったものの税務や保険、株式や遺産継承など、それぞれの制度・仕組みの大枠が理解できましたので、当初の目的はほぼ達成できたと思っています。
もう一つ、分かったことがあります。「苦手なことは努力しない」ということです。よほど心して取り組まなければ、好きなこと・やりたいことに時間を使う自分の姿を見て、人材育成のポイントをもう一つ掴みました。
さあ、明日からは好きな分野で新たな資格取得の挑戦テーマを探そうと、心を新たにしています。転んでも落ち込まないのがアラ還の挑戦です。