奈良の公的団体からの依頼でマネジメントセミナーに出かけてきました。薬師寺の前を通り秋篠川を渡って、たんぼを見ながら会場まで歩きましたが、奈良はいつ来てものんびりします。
会場のある「産業活性化プラザ」という場とその名称から、こののんびりとした環境の中で地場の企業を育てていきたいとの奈良県の思いが伝わってきますので、受講生たちには、この不況の時期に研修に出させてもらえる幸せと同時に、関西の中で奈良はビジネスマンにとって刺激を得にくい環境にあることも伝えておきました。
つい先日、「人材育成には刺激を受ける環境が必要である」と感じる場面に出会い、「都会に隣接した職場と地方の中都市からも遠く離れている職場では昇進面接の結果に如実に表れていた」との元人事責任者のお話からも更にその思いを強くしました。
インターネット時代でも、「ロケーション・ハンデ」が予想以上に大きいことを肝に銘じて、地方在住者に対して、直接肌に触れ、耳や目で感じる場づくりの必要性を強く訴えていきたいと思っています。