日本能率協会主催の人材開発大会＝ＨＲＤＪＡＰＡＮ２０１０に参加するため、昨日から３泊４日で東京に来ています。毎年この時期に開催されるこの大会は、人事・人材開発に携わる人たちが日本全国から集まって、先進の人事制度や人材開発活動を学びあう場です。
有楽町にあるフォーラム会場には、スーツをピシッと着込んだビジネスパーソン達が、この不況にもかかわらず、長蛇の列で集まっています。昨年同様、中堅や若手メンバーが中心で、更に女性の数が増してきているのが嬉しいですね。
有名商社の会長は「人口減少社会の日本は、教育レベルの高い社会を作って、クオリティの高い中間層を持った国づくりが必要だ」と切々と訴え、流通企業改革のプロは「お客様視点からの企業活動・店舗作りを即断即決のスピード感で進め、メンバーを巻き込み、一人ひとりの意識を変えろ」と熱っぽく語りまくります。
参加者の熱心な受講態度は例年通りですが、筆者が歳を取ったせいでしょうか、「良いものを全て学び尽くそう」という燃えるような熱気には少し欠けているような気がしました。
この大会は各セッションの参加費用が高額ですので、関東在住者は必要なものだけ選んで参加できるのが羨ましいですね。地方からの参加者は時間もお金の工面も大変ですので、大企業社員でないとなかなか参加できないと思います。
これからの３日間、「各セッションの内容のみならず、参加者の状況やフォーラム全体の雰囲気まで学んで関西に持ち帰ろう」と熱心に聞き耳を立ててきます。