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挫折から一流監督へ
This is my site Written by iwasaki on 2010/02/04 – 07:15

HRDJAPAN2010の2日目のレポートは「自律した個人の育成と強いチームづくり」と題した、早大駅伝部の渡辺監督と神戸大学の金井教授との対談型セッションです。
高校時代に長距離の新星と歌われ、早稲田では箱根往復駅伝で大活躍して、オリンピック候補にまでなった渡辺選手をご存知だと思いますが、アキレス腱痛で辞退し、何度も再発して、29歳で現役を引退しました。その後、低迷する早大駅伝部の監督を火中の栗を拾うように引き受け、5年間で往路優勝まで育てあげられたそうです。
その選手育成術を「自ら育つ力」という著書にまとめられたのを機に、著名経営学者の金井教授との対談で、選手育成のポイントを引き出そうとの場づくりは、なかなか新鮮で学ぶことの多い2時間になりました。
金井教授の切り口を明確にした質問に、渡辺監督は数々の体験談を交えて語っていきます。自己成長を助ける5つの要素、1)明確な目標、2)自己管理、3)お手本とするモデル、4)ライバル、5)陽のオーラ、はビジネス社会でも全く同じだと納得です。
「自己管理では先ずは挨拶です。立ち止まって相手の目を見て大きな声で挨拶することです」、これも全く同じですね。「伸びる選手の見分け方は会話がかみ合うかです」、ふむふむそのとおりだ。
「ビジネスとは違う分野の情報をビジネスに生かすことも大事です」との金井教授のまとめも納得でした。

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