ＨＲＤＪＡＰＡＮ２０１０の３日目は「次世代リーダーの育成」と言うテーマで、４社の事例を学びました。
先ず最初はペットフードとお菓子で世界Ｎｏ１のメーカーの日本子会社です。企業文化の中で「責任」を「与えられる責任ではなく、自分が主体的に取っていく責任」と定めていて、企業文化の体現がリーダーシップ育成につながると、シンプル明快に説明します。
２番目は老舗の繊維メーカーです。グローバルリーダーの育成が出来てはいないと言い訳をしつつ、しくみと経過の説明に終始します。「出来上がりの姿を示して、出来たこと、出来ていないこと、その理由、これからの取り組み、を整理して説明したらいいのにな」と、ノートに感想を書いてしまいました。
３番目は、これも老舗の食品メーカーです。「プロ人材の育成」と題して、人事や人材育成施策について無理のないオーソドックスな考え方と取り組みを丁寧に説明します。話が進むにつれて、会場内に理解の輪が広がっていきました、
最後は世界に雄飛するプラントメーカーです。一見粗っぽい取り組み内容に見えますが、グローバル・プロジェクトマネージャーの育成のしかたは、コメンテーターをして、プレゼン資料の各コマをそのまま使いたいと言わしめるほどに、汗と知恵の結晶でした。
さすがに発表企業に選ばれるだけあって、各社ともに熱心な取り組みを行ってきていますが、プレゼンターの力の差がそれを増幅もし、減衰もしていることも感じました。