Banner
添乗員の役割と悩み
This is my site Written by iwasaki on 2010/02/28 – 22:09

南米旅行には知識も豊富で人柄も素晴らしいベテラン添乗員が付いてくれましたので、安心しきって旅行を楽しむことができました。
ツアーメンバーが最小単位の5人で、全員が海外旅行慣れしていたこともあり、少しは気楽な添乗だったからでしょうか、食事のテーブルやトランジットの時間待ちで、彼女は添乗員の仕事の実情や悩みまで語ってくれます。
「いつもは自分の意見は言わずに、ただお客さんの話を聞くだけなんですよ」と断りながら、添乗員の仕事はあくまでもツアー客をまとめて無事に予定の旅行をすることであり、訪問先を説明するガイドとは役割が違うが、お客様からはそこを混同されて困ると言う悩みを訴えられました。
また、海外旅行が日常化してくると共に、添乗員を必要としない旅行客が増えてきて、添乗員の仕事そのものが存在の危機にもあるそうです。
しかし、今回のような厳しい地域や英語圏以外への旅行には添乗員の存在価値の大きさを感じました。
「中高年で言葉もできないような人たちを対象としたツアーで、添乗員のあり方を再構築されたらいいですよ。我々のような海外素人は添乗員さんにおんぶにだっこですよ」と感謝と励ましを伝えましたが、心身共に極めて厳しい勤務環境も相まって、これからの添乗員の仕事は大きく変わっていきそうです。

Posted in  

Leave a Reply