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顔を見たら分かる
This is my site Written by iwasaki on 2010/03/27 – 07:22

会社時代の同期生から突然の講演依頼の電話をもらったのをきっかけにして、共通の友人との三者一献会が実現しました。
金曜日の夕方の梅田地下街は会社帰りのサラリーマンで溢れています。指定されたやや高級な居酒屋で待つことしばし、共通の友人の登場です。「あれ、少し太ったね」彼の顔を見て思わず言ってしまいました。彼は卒業3~4年前に奥さんを亡くして、失意のうちに定年を迎えましたので、その後どうしているのかな、と気になっていたのです。
3人そろって、先ずは生ビールの乾杯を終えて語り始めますと、その理由が分かってきました。定年当時、犬と二人暮らしでしたが、失業保険をもらいながらバスで行く四国お遍路の旅を始めた途端に、アウトプレースメント会社(再就職支援会社)から声がかかり仕事を始めました。
その後は仕事をしつつ、1年間かけてお遍路を回り終え、田舎の両親の米寿の祝いを盛大に行い、ついには息子さんと同居することになったそうです。「さっき、少し太ったねと言ってくれたけど」という彼の顔には、卒業当時の暗さは消えて、思い立ったら自分のやり方で挑戦していこうという気力が戻ってきていました。
そこからはお互いこの2年間余り歩んできた道を振り返り、これからどう生きていくかを語り合い、「今日の場は君が言っていたようにこれからの人生を語る会になったね」という感想を聞いて別れました。
3人が共に現役の顔であり、その顔がイキイキ顔だったので、こんな楽しい場づくりが出来たようです。

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