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成長の転換点
This is my site Written by iwasaki on 2010/04/08 – 07:23

長期の研修を行っていますと、その途中で受講生が急に言動・行動が変ってくる=一皮むける、時がきます。特に、講義や演習だけでなく個人カウンセリングをセットにしている研修ではそれが顕著ですね。
スタートに、SDプラン(Self Development Plan)という1ランク上をめざした自己開発プランを作り、それに向かって日常の仕事や自己啓発、家庭生活の中での行動を意識的に変えていくやり方を行っているのですが、最初は自分の課題分析で迷い、次には具体的な行動改革の取り組みテーマで悩みまくります。
「私のやり方はこれでいいのでしょうか?」「この行動を毎日進めたら、この期間で1ランク上まで到達できますか?」、この押し問答を繰り返し、ようやく行動が決まりましたら、それまで曇っていた受講生の顔が急に輝いてくるのが目に見えてくるようです。
社会人としてビジネスパーソンとして、30歳にも40歳にもなってきた生き方や考え方、自分の短所や行動パターンはそう簡単には変えることはできませんが、毎日の意識した行動の結果を記録して週次報告でフォローを進めていきますと、必ず転換点がきます。
「あんなに自己主張が強かったのに丁寧に人の話を聞いているな」「素直な言動が周囲の理解づくりに欠かせないことが分かったのかな」等など、一皮むけつつある姿を発見すると、こちらまでが嬉しくなって、さらにカウンセリングに力が入ります。
「人の成長の可能性は無限にあり、それを引き出せないのは周囲の環境と上司に責任あり」と感じつつ、成長の転換点に立ちあう楽しみを味わっています。

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