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企業は社会の公器
This is my site Written by iwasaki on 2010/04/17 – 08:41

東京からの来客を囲む形でベンチャー起業家一献会を開催しました。年齢は新進気鋭の若手とアラ還では親子ほどの差がありますが、「現在の日本はこれでいいのか、これからの日本人が夢を持ち続けるためには我々に何が出来るか」を問い続ける前向きな生き方は共通しています。
お互いの仕事の現状を語り合う中で、企業は誰のものかという課題にぶつかりました。ある年月活動してきた企業は、その過程で培ってきたブランドやそれを広げるための支援者や専門家を育成してきますので、設立時には単なる私企業でも、経過とともに公の責任を負うことになります。
松下電器を創業した松下幸之助氏やオムロンを創業した立石一真氏は、共に「企業は社会の公器」と言われていますが、これまでもその通りだとは思ってきましたが、この歳になって小さいながらも自分の会社を持ってみて、腹の底からそれを実感できるようになりました。
「創業社長が経営者として限界が見え始めたら、その会社とブランドを存続させるために自ら身を引くことが必要だ。企業は社会の公器だからね」と我にもなく強い口調で明言しましたら、親友社長は「我々は40年近くそれを刷り込まれてきたからね」と後押しし、若手が「私も宮使えで悩んでいる時にそう言っていただきました」と決めてくれました。
それからの料理とお酒の味が更にコクを増していったことは言うまでもありません。

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