好きな仕事だけをしていますので、人間関係等のストレスはないと思っていますが、会社決算実務や次の仕事の準備で家にこもってばかりいますと、だんだんとやる気エネルギーが減少し、マイナス思考が頭をもたげてきます。
春爛漫が戻ってきた昨日、親友たちに呼びかけて近郊の里山を出発点にして生駒山頂まで３万歩以上歩いてきました。新緑が色を増し、花々が一斉に咲き乱れ、うぐいすが上手に鳴き始めている山道を歩きながら、お互いが語り始めますと、それぞれに仕事や家庭での悩みが出てきます。
仕事の人員体制問題からファミリーの介護問題・子供の転宅転勤対応まで、一見平穏に見えるメンバー全員が、還暦や古希を過ぎても課題解決に走り回っており、人生の主体者を降りてはいません。
十分に汗をかき、静かな山中の広場で弁当を広げますと、お決まりのように種々のアルコールとこれまたアイデア満点のつまみが出てきて、男の井戸端会議が更に活発化します。ついには日本の安全保障にまで話題が発展して、再び生駒山をめざしました。
歩いて汗を流し、語って心の汗を流して、帰り路には身体の重さがすっかり消えていました。ストレスが溜まり過ぎないうちに発散の場を作る。当たり前のことですが、定期的に必要なようです。