昨日は友人の大学教授の依頼で昨年に引き続き大学３回生のキャリア教育を行ってきました。
３時過ぎに構内にあるバス停に到着すると駅に向かう帰りの学生達が長蛇の列を作っています。「あれ、不況になって学生が授業に熱心に出席し始めたのかな」と思いつつ、友人教授に尋ねましたら「ＧＷ前までは新入生が大学に来るんですよ」との答え、そう言えば昨年は６月に来たのでした。
昨年講義を依頼された時に「講義の途中で入ってきり、私語や携帯がうるさいけど頼むね」と聞かされて、「途中入場禁止、私語する者は即刻退席」を徹底して、講義開始５分後に入り口のドアに鍵をかけてもらいました。
その結果は教室内の学生たちが締まった雰囲気が出来て、終わってから「学生たちの私語が全くなく、メモさえ取っていた」との観察結果を聞かされました。
今年はどうかなと思って講義をスタートしたのですが、昨年のドア閉めが伝わっていたのか、今回も一言の私語もありませんでした。
「最近では私語が多過ぎて講義が聞こえない授業もあるんですよ。やはり講師の迫力と内容の良が決め手ですかね」と感心されたのですが、それほど迫力ある講義でもなかったと思っていますので、学生たちに正面からモノを言っていく姿勢が功を奏したのでしょうか。
今時の学生たちにも人生の先輩が真正面から向かい合って語りかけていけば、コミュニケーションの糸口が見つかりそうです。