大阪市内に出ようと最寄りの駅につきましたら、改札口前に小学生がたくさん並んでいました。胸の名札で３年生のクラスのようです。
引率の先生の指示で、彼らも少し分散しながら乗り込んできました。車内はいつも以上に混んでいまして、彼らはギュウギュウ詰めになって立っています。駅ごとに更に混んできますので、先生が「もう少しの辛抱だぞ」と声をかけながら、みんなの状況を見渡しています。
小学３年生はまだまだ小さく、いつもはお父さんやお母さんに手を引かれながらこんな混雑した電車に乗っているだろうから大丈夫かな、と心配になりましたが、みんな気丈に頑張っていました。
小学校は基礎的な知識や団体行動を学ぶ場であると思いますが、併せて、親からひとり立ちする過程でもあることを目の当たりにしました。親はついつい過保護になりますが、先生たちは校外授業に連れだして、全員に気遣いつつ、本人に頑張らせています。
乗り換えの駅に全員が降り立った時に、生徒数を数えている先生の姿はなかなか大変そうで、こんな先生たちのご苦労にクレームをつけるモンスターペアレンツが増えつつある現在の日本が恥ずかしくなります。