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小惑星探査機はやぶさの成功を支えた人たち
This is my site Written by iwasaki on 2010/06/15 – 08:02

昨日、小惑星「イトカワ」から探査機「はやぶさ」が無事帰還しました。当初の4年の帰還予定が7年に延びたことだけでも、その飛行が多難だったことがうかがえます。
帰還のニュースでも説明されていましたが、イトカワ着陸時の転倒トラブル、制御不能になっての行方不明、エンジントラブルなど、次から次に発生する難問題を全て乗り切っての成功ですから、大気圏突入の輝きには神々しささえもありました。
帰還を前にして、NHKのクローズアップ現代で、今回の成功の舞台裏を特集していましたが、これらのトラブルに立ち向かった人たちの苦労はあまりあると思いますが、そこに超人的なプロジェクトリーダーがいました。
大学教授の彼はトラブルに際して、ぶれることなくメンバーに解決策を求め続けています。特に制御不能になって太陽電池切れから通信が途絶えた時には、メンバー全員がこれで終わったと思っていましたが、彼だけが諦めることなく、可能性を追求しました。
その姿を見て、メンバー達は毎日毎日24時間、じっと耳を澄ます忍耐力を維持し、1か月以上も探査機からの電波を待ち続けることができたのです。
困難に際してメンバーはトップの顔を見ます。そしてゆるぎないトップの姿に勇気を得て、問題解決に立ち向かっていくことをまざまざと見た思いでした。

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