高専で産学連携コーディネーターをしている友人と打ち合わせをし終わった後に、「弊社を起業したねらいは、これまで教えられたこと、学んだこと、実践してきたことを次の世代の人に伝えたい、特にこれからの組織を支えるリーダーやミドル層に伝えたい」、と思いを語りましたら、彼からも熱い返事が返ってきました。
２０世紀の日本企業の高度成長を支えたミドルの不要論が公然と語られ、リストラの対象にもなってミドル層のＯＪＴ力が弱まり、組織が弱体化していったとの認識は全く同じでした。
「若者たちの専門スキルを強化する活動は、もしかすると自己満足になるかもしれないな。やはり、それを受け入れ育てる企業のミドル層の育成こそが大事であり、我々団塊の世代が持っている共通の夢ではないだろうか」と彼が続けます。
彼の言葉にうなづきつつ、改めて、これからの仕事の夢を明確に口に出しました。「ミドルの復権に貢献したい」