お盆休みのない仕事をしている妻が、友人の骨折で８月の楽しみのなくなった夫を思って、急に日帰りバスツアーに行こうと言い出しまして、平日の昨日、岐阜県の恵那地方と山梨県の飯田地方まで出かけてきました。
暑さ厳しい時期ですが、格安・日帰りツアーは予想以上に盛況でして、大阪府内各地から４台のバスが出ています。ほとんどが定年退職後の老夫婦や男女のグループです。
恵那山近くの高原巡り、短時間の天竜川下り、途中、地元物産店で休憩を取りつつ、最後に恵那市の明智駅から極楽駅までの高原鉄道に乗ってイベントが全て終了です。
後は弁当を食べながら帰途につきますとの添乗員でしたが、ここからが思わぬイベントの始まりでした。
出発してすぐ、狭い場所に頭を突っ込んでＵターンです。後ではもう１台も同じ場所でＵターンしています。３０分くらいで高速道路に出て休憩しますとのスタート時のアナウンスにもかかわらず１時間経ってもまだ山道を走っています。「また道を間違えたな」と思いましたがアナウンスなどはありません。
ようやく入ったサービスエリアで休憩に止まった時、添乗員さんにそんなお話しを間接的にしていましたら、運転手さんが寄ってきて最初のＵターン時の間違いを説明し始めます。
もう１回間違われたでしょう。インターチェンジ２つ分くらい地道を走られたようですからね、と言いますと、「分かりましたか」と頭をかいていました。そこからのスピードの速いこと速いこと、ついには相当先行していた同行のバスに追いついてしまったほどです。
観光バスの運転手さんは道を間違えることはないと思っていましたが、彼らも間違えるのですね。１日２回も。それも間違えた後、黙って取り返そうと頑張っていることも分かり、旅の後半の楽しい話題作りにもなりました。