最近は電車に乗っても街を歩いていても苦虫をかみつぶしたような顔ばかりに出会います。連日の暑さと就職難や不景気など世の中がギスギスすることが多すぎるせいでしょうか。
笑いで心の健康を取り戻そうと市民寄席に出かけてきました。故桂文枝一門の一番弟子が桂三枝さんで１０数番目の弟子の桂文華さんが今日の話し手です。
文華さんが話し始めた途端、笑いが会場中に広がってきて、自然に笑いがこみあげてきました。日頃、笑うことが少なくなってきていますので、一緒に大声で笑えるかなあと心配していたのが、単なる取り越し苦労だったようです。
締めに、「鞍馬から牛若丸どのがみえまして、名を九郎判官」と青菜の一席に入る頃には、笑い疲れるほどになっていました。
「笑いは百薬の長」とか「笑う門には福来る」とか笑うことの効用を知っているつもりですが、やはり実際に大声で笑ってその価値が実感できます。
まだまだ暑い日が続きますが、「夫婦間でも仕事の中でももっと笑いを増やしていこう」、そう言葉に出したら、更に笑顔が広がりました。