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お盆に先祖を祀る
This is my site Written by iwasaki on 2010/08/16 – 10:48

お盆とは旧暦の7月15日(新暦の8月15日)を中心に日本で行われる祖先の霊を祀る一連の行事だが、仏教の行事なのに神道でも同じように行っているのはなぜかと調べてみた。ちなみに我が家は神道である。江戸時代に神道の先祖供養の儀式を仏式で行うことを強制した結果、現在の形になってきたそうだ。
日頃の喧噪のなかで落ち着いて過去を振り返ることがほとんどない生活から、祖先の霊を迎え、祖先に思いを馳せるこの行事・この期間は単にお盆休みと受け止めるにはもったいない価値がある。
13日に迎え火を焚き、16日に送り火を焚く。京都の五山の送り火(大文字焼き)はこの送り火行事なのである。その昔、宮崎の祖父母の家では13日の夜に確かに迎え火を焚いていた記憶がある。今でも地方の田舎ではこの風習は残っているのだろうか。
昨日、妻が猛暑の中、京都の五条別院に両親の墓参りに出かけてきた。毎年欠かさずお参りする姿を見ながら、自分も同じことができるのだろうかと思ってきたが、父が亡くなってもお盆の時期に田舎の墓に参っていない。
「秋のお彼岸に帰省して墓参りしてきたら」と促す妻に応えて、帰省の計画を作っている。人を大事にする心は亡くなった親や先祖に手を合わせることから生まれてくる。今晩の大文字焼きをその思いで観てみよう。

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