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進んでいく道が理解できたら安心だ
This is my site Written by iwasaki on 2010/08/20 – 08:53

過去に治療した奥歯が痛み出して、この1カ月あまり歯科医院に通っている。歯の付け根部分が化膿しての痛みだそうだ。ただし、医師にとっては相当軽症の治療らしく、地域では高名な院長でなく、若い医師が担当だ。
この医院は受付から医師・助手・歯科衛生士まで応対のマナーが素晴らしく、院長自ら患者の心配な気持ちをよくくみ取って、病状の説明から治療の進行状況まで、懇切丁寧に説明してくれるのも、人気の秘密のようだ。
しかし、今回の若手医師はその行動は取っているが患者の気持ちまでは汲んでくれていない。歯科治療特有のウィイ~ン・ギリギリの音で気持ちが滅入り、たまにウウッという痛みがあると、これからどこまで削るのだろうか、また痛みが走るのかな、と心配のしどうしだ。
治療が終わると「今日はここまでやりました」と経過を簡単に説明して、ようやくうがいの段になる頃には医師はもう次の患者の方に行ってしまっている。どのくらい悪いのか、どこまで治療が進んできたのか、あと何回くらいで終わるのか、聞けないままで3回・4回と通ってきた。
前回、「化膿止めは後1~2回で終わり、後は新しく詰めるだけです」との説明があり、何やらホッとして家に帰れた。
インフォームド・コンセント(正しい情報を伝えられた上での治療の合意)と言うほど大げさなものではないが、こんな小さな治療でもこれまでの経過・現状・これからの予定が明確に分かってこそ安心感があるものだ。

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