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誕生日のサプライズ
This is my site Written by iwasaki on 2010/09/11 – 10:14

半年くらい前から老眼が急に進み、物忘れも日常茶飯事、加えて、記録的な猛暑続きで出歩いたら汗まみれになるので、仕事以外では出来るだけ自宅勤務を意識してきた結果、時間がたっぷりできた分、退屈さのイヤさ加減も知ってしまった。
そんな憂鬱な気分で、今日、62歳から63歳になった。朝、テレビの前でゴロゴロしていたら、妻が突然に天満天神繁盛亭(関西で初めての落語専門の定席)の昼席券を手渡してくれた。前々から行きたいなと言っていたものだ。
「早めに渡したら楽しみが少なくなるからね」という妻の笑顔で、急に元気が出てきた。現金なものである。先ほどまでの憂鬱さはどこに行ったのだろうか。
うれしくなって田舎の母親にも電話をし、パソコンのメールを読み始めたら、展示会出展のためにパリ出張中の長男からもお祝いのメールが来ていた。誕生祝いの文面の後半にはエルメスの社員から話をしたいとのコンタクトがあったとの、これまた素晴らしいニュースが書かれていた。嬉しいサプライズプレゼントだ。
先日の東京出張中にはお寿司をつまんでいた次男から「少し早いけど」と誕生祝いの乾杯ももらった。
この歳になっても誕生祝いはうれしい。まして思ってもしなかったサプライズプレゼントは身体の中の若さ細胞を一気に再生してくれるものだ。今日一日、妻と繁盛亭で腹を抱えて笑い、夕食ではこれまでの人生とこれからの人生をゆっくり語り合おう。
そろそろ本当の意味で人生第2部を楽しむことを真剣に考えてみる時がきたようだ。

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