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初秋の大峰山系登山で感じたこと
This is my site Written by iwasaki on 2010/09/20 – 08:56

久しぶりに大峰山系の山上ガ岳に登ってきた。初日はミタライ渓谷から洞川温泉までの少々アップダウンのあるハイキング、夜は山岳信仰の宿泊場、洞川温泉に浸かって山盛りのご馳走を楽しむという登山らしからぬ一日だった。
二日目は早朝出発で900メートルを上り下りする本格登山になった。
修験道の本山、山上ガ岳への登山道は整備されていて無理なく山頂に立つことができ、涼しいくらいの風に吹かれながら、メンバーの1名が保冷剤で冷やしながら運び上げてくれた缶ビールをグイッと飲んで、これぞ初秋の山だなあと暑かった今年の夏との決別を楽しんだが、下りになると徐々に足に来た。
地面を踏み締める靴底に安定感がない。膝が笑いだしそうになるという友人の声に彼の足下を見ると同じく安定感がない。膝が笑うとはこれが更に悪化した状態なのだと初めて知った。トップのゆっくりのペース配分に助けられながら、登山口にたどり着いて、ようやくホッと安堵の息をした。
これまではこの程度の山行で苦しむことはなかったが、梅雨時と猛暑の夏にトレーニングらしいトレーニングをしてこなかった報いだ。改めて、日々の運動の積み重ね、意識したトレーニングの継続がなければ、体力はあっという間に低下してしまうことを痛感した山行でもあった。
これから涼しくなってくる季節、もう一度一から足を鍛え直して、少々の山行では鼻歌で登れるような体力づくりをしたいと思う。

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