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口蹄疫被害から立ち直り始めた宮崎県
This is my site Written by iwasaki on 2010/09/25 – 10:41

口蹄疫の終息宣言が出た宮崎県に久しぶりに帰省してきた。前回の帰省が拡大防止対策の真っただ中の時期だったので、復活の兆しを見つけたいとの思いがあった。
県中央部を中心にして畜産業は壊滅的な打撃を受けていて、まだまだ回復の歩みは見られないようだが、県民の雰囲気としては、ようやくそれを公式に総括し、関係者の感想もテレビや新聞紙上で聞けるようになってきている。
口蹄疫の発生は畜産業のみならず、消費経済や観光業にも甚大な被害を及ぼしていて、県や市町村は国からの援助も得て、その対策に動き始めている。
そのひとつがプレミアム商品券である。市町村によって補てん額を変えていて、プレミアム割合が10~30%の差があり、11,000円から13,000円の商品券が10,000円で売り出されていて、個人消費拡大に一役を買い始めている。
もうひとつが、空港内での一大土産物特売市だ。既設の土産物店があるにもかかわらず、中央のスペースに県内産のみならず九州各県の土産物をずらりと並べ、これまた飛びきり熱心な販売員たちが、溢れるような笑顔で商品説明と売り込みに躍起になっている。
これらは気づいた2件だが、県内のあちこちで様々な立ち直り策が展開されているに違いない。空港の乗降客はまだまだ発生前には戻っていないようだが、3か月前の沈み込んだ雰囲気から、再出発への意気込みが見られた。
「宮崎にはあんなにたくさんの牛や豚が飼われていたんだね。知らなかったわ」との叔父叔母の声、県民の認識以上の畜産県に発生した口蹄疫問題からの一日も早い完全立ち直りを祈りつつ、帰りの飛行機に乗った。

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