以前にも紹介したと思うが、研修の助っ人をお願いしている恩師が現役の人事部長時代に、人材育成の大事さを訴える時、また部下を使うだけの上司に対して、顔を真っ赤にして（そのために赤鬼と呼ばれていたが）怒鳴り倒してきた言葉である。
初めて部下になった時に、その迫力に驚いたものだったが、その熱い思いに感激して、以降、恩師として学び続けている。
７０歳を過ぎて、さすがに赤鬼顔は少なくなってこられたが、人材育成に対する情熱はいささかも衰える様子もないので、是非にとお願いして助っ人講師をお願いした次第である。
２年の間、生産革新リーダー研修を一緒に進めてきて、何度かその赤鬼が登場して、その度に、受講生がたじろぎ、以降、全員に語り継がれてきている。
今回の研修終了後の懇親会の席で、改めて、この言葉と赤鬼と呼ばれた所以をご紹介したら、早速、上司の方から「部下育成をしない上司は白昼堂々の殺人者だ！の言葉がきわめて印象的でした」とのメールが届いた。
人材育成の大事さを肝に銘じ、実践してもらうためにも、この言葉を赤鬼さんの情熱に負けないように訴えていきたいと思う。
人材育成をしない上司は白昼堂々の殺人者だ！